前にリスが木の実を貯蔵のために地面に埋めるが、多くの場所を忘れてしまうという話を書きましたが(こちら)、それに関連する科学コラムが今月の日経サイエンス(2017.02)に載っていました。「リスによるチャンク化〜埋めたお宝の場所を覚えておく賢い工夫」というタイトルだったので、興味を持って読んでみました。

 かいつまんで書くと、「同じ種類の木の実を近い場所に埋めるということをしているらしい」ということ。ただ、色々な条件分けで違ったり、なんかぼんやりした話でした。論文の中で途中「ナッツ・クラスター」という言葉が出てきたので、てっきりリスが「このナッツとこのナッツと一緒に食べる」とかセットメニューを作って一緒に埋めておくという話かと思って、そうだったらカワイイと思ったのですが、そういう話ではなかった。残念。

 元記事はこちらScientific American「Squirrels Chunk Their Buried Treasure」Steve Mirsky 音声記事です(文字記事もありますが、そちらはログイン必要)。

この↓「大人の科学マガジン」の付録の活版印刷機が話題なのは知っています。活版好きとしてはこの評判を傍目に見つつ「これは買わない」とあまのじゃくを決めています。活字がさ・・・。

 日経サイエンスで新コーナーコラム「科学の森」が始まりまして、そのコーナーイラストを描かせていただきました。この森の絵です。筆者は東京大学名誉教授の和田昭充さん。
 余談ですが、この「森」の字は奇しくもこないだからこのブログで書いている正調明朝体でした(デザイナーさんが入れた文字)。「陸王」のフォントと同じです。


 一昨日、NTTフレッツがADSLのサービスを2023年にやめるというニュースがありました。タイミングがいいというか、何というか、僕は家のADSLをちょうどこの9月にNTTからYahooに乗換えました。危険を察知したのかな?なのでたぶんこのNTTの廃止には関係なく2023年以降もADSLを続けることができるのです。巷では「ADSL終了」などと全部のADSLが無くなってしまうみたいな感じで言われていますが、Yahooはまだあるのです。聞くところによるとオーストラリアではまだADSLが主流だとか。たいして不便がないのだから安い方がいいです。
 それにしても、つい先日「光回線のトラフィックが増えすぎてひっ迫しているから、繋ぎ放題をやめて従量制にするかも」なんてニュースがあったばっかりなのに、そっちを放っておいて、ADSLは廃止にして良いのでしょうか?