一昨日は11月8日で「いい歯の日」だったのに、僕は治療中の歯が痛くて歯医者に行きました。そして様子見で鎮痛剤をのむことになりました。

 鎮痛剤はロキソニンなんですが、僕は1錠をのむと10時間くらい効いています。一度、半錠にしてのんでみると、半錠でも効き目はありますが、効き時間は短くなります。薬は摂取してから体内で分解されますが、その減り方は半減期という決まった時間で量が半分になるということです。そして薬の成分がある濃度を下回ると痛みを感じるということでしょう。

 そこで、考えたのが「半錠ずつ2回に分けてのんだ方が1錠をいっぺんにのむより効いている時間がながくなるのでは?」という仮説です(下図)。※半減する物質の全量と半量を比較した架空モデルのグラフです。時間などは実際の数値とは異なります。

このグラフのように2回に分けた方が効き時間が長くなるのではと考えたわけです。

 しかし、実際にロキソニンのデータがありまして、それを参照すると半減期が1時間13分で、6時間経つとほぼ成分が抜けるというものでした。僕が10時間効いているというのがデータと合わないのです。実は半錠の時の実際の効き時間を計ってみたら5時間半くらいだったので、1錠をいっぺんにのんだ時と半々ずつ2回に分けた時とほとんど効き時間に違いは無かったのです。グラフのような考え方は間違っているのかな?いまいち腑に堕ちないのです。