話題の「覚え違いタイトル」の本をCGで作ってみました。

『とんでもなくクリスタル』村上春樹は実際には無い本ですので、初期村上春樹本にありそうな感じのイラストを描き、装丁をデザインしてみました。

 一方、『桐島、部活やめるってよ』は本物のカバーデザイン(左)とタイトルだけ〝覚え間違い〟のものに変えてみたもの(右)を並べました。間違って覚えてしまったタイトルなのでおかしいのはおかしいのですが、最初からこういうタイトルだったらこれはこれで成立しているのではないかと思った。

 元の記事はこちら「とんでもなくクリスタル」「おい桐島、お前部活やめるのか?」福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」が面白い – Togetter

 昨年末、名刺のデザインの依頼をいただきまして、印刷は活版印刷でということだったので、年明け早々に印刷会社さんにお願いして、でき上がってきました。

 活版印刷では印刷所にある「活字」を一字一字組んでもらうやり方と、こちらでコンピュータでデータとしてデザインを作ってしまって、それを元にして丸っと凸版を作ってもらうやり方があります。前者では、古くからある活版活字独自の書体を使うことと、一字一字の組み込みによるほんの僅かな傾きやズレなどが味となって、活版らしさが存分に発揮される良さがあります。一方で、文字の大きさや字間、揃えなどを全部が全部コントロールできないため、細かな位置決めのあるデザインの場合は、後者のデータから版起こしの方法を取ります(部分部分で使い分けるということもできます)。今回は位置の揃えをキチッとやりたいデザインなので、後者の方法になりました。

 お名前のフォントはモリサワの「秀英にじみ明朝」というフォントで説明によると〝活版印刷による紙面上でのインクのにじみを再現した書体です〟というもの。なので、活版印刷のにじみを再現したフォントを活版印刷に使うとどうなるのか?という試みとなりました。結果、実際にじみの具合は僅かなものなのでシャープ過ぎない〝いい具合い〟のアナログ感が出て良かったです。


 中学英語の学習動画の第2弾になりますが「doらえもんの歌(一般動詞の疑問文・否定文)」のアニメーションを作りました。前に作った第1弾はこちら「be動詞の歌」です。概要は前回同様、toby松崎さんに音源を送っていただいてそれに僕がflashでアニメをつけました。

 今回は前回の倍くらいの長さ2分50秒もあるのでちょっと大変だったのですが、flashの使い方がだんだんわかってきてなんとか完成できました。アニメーションの中でもモノがスーッと移動するという動きはアプリの機能でできるので、それこそパワポなんかでもわりと簡単に作れます。一方、人の動作なんかを1コマずつ描かなければならないタイプのものは手間がかかるけれど、これぞアニメの醍醐味でもあります。面倒くさいんですけどね↓。帽子は1個描いてスーッと移動させているだけ。人物は1コマずつ描いています。

flashの画面↑


 連続テレビ小説の再放送「ゲゲゲの女房」。今日が最終回でした。リアルタイムでも観ていたのですが再放送も観てました。台所の小道具でいつも三脚のネルドリップセット(とクレープっぽいCreamの瓶)が置いてあるのが気になっていました(上の写真)。結構事実に忠実に作っている感じがあるドラマだったので、たぶん水木しげるさんの家にもあったんだと思います。「僕が使っている三脚セットと似てる」と思って注目していました。↓僕の三脚セット


 おもしろいのは、向かい側の棚の上には普通のコーヒーメーカーも置かれているのです。かなりコーヒーにこだわりがあったのでしょう。

 今回ドラマを見直しての感想は、水木しげるの「女房」が主人公なので当然主役の松下奈緒が注目され実際に好演でしたが、実は水木しげる役の向井理の演技がうまい。というかよく水木しげるを理解してそれをきちんと演じていたんだなということです。何に対しても動じない芯の強い感じをよく出していたと思います。

今年の年賀状です。いつもの同じネットプリントに頼んだのですが、印刷方法を変更したので値段は半額以下になった。品質を心配してこれまで避けていたのですが、紙が良ければいけるんじゃない?と思って試してました。結果仕上がりは上々でいつものとなんら変わりなかった。ちなみに紙は一昨年の戌年と同じ「ハイブリットバガスFS」の225kgです。


↑宛名面の制作中の画面。実は宛名はコンピュータに直に手書きをして、InDesignでレイアウトした宛名面に貼込んで印刷しました。切手もレイアウト上に貼込んでいます。