iPhoneにある「いろいろ頼めるアプリ」Siri。アンドロイドだと「OK Google」というやつと同じ機能のやつで、話しかけて検索とか計算とかタイマーのセットとか、いろいろなことがパッとできるので便利です。


 ずっと日本語で使っていたのですが、一つ不便なことがありました。「翻訳」ができないのです。正しくは「日→英」はできるけど「英→日」はできない。これの理由は簡単で、設定が日本語の場合はSiriの聞き取りが日本語だけになっていて、どんなに英語の発音を頑張っても英語と認識してくれないからです。それを知らないでずっと「自分の英語の発音が悪いから聴き取ってくれない」と思っていました。

 日頃「日→英」と「英→日」どちらが必要かというと「英→日」が圧倒的に多いです。なぜかというと、僕は英語で話す機会なんて無いから日本語を英語で何て言うか知りたい場面はあまりないけれど、ネットとかで目にする英文でわからない英単語の意味が知りたいことはよくあるから。

 Siriに英語(のつもりで)話したことを英語として聴き取ってもらうにはSiriの設定で「言語」→「英語(アメリカ合衆国)」に変更するとできます。そうはいっても「自分の英語の発音が悪い」と思っていたから「聴き取ってくれないんじゃ?」と思っていました。しかし、やってみたらこれがつたない発音でも結構聴き取ってくれるのです。例えば英単語の意味が知りたい場合、例として「awesome」の意味を知りたい場合は
“What is awesome in japanese?”
というふうに聴けば
In japanese “awesome” is「とってもよい」
と答えてくれます。

 そしてここからがポイントなんですが、他のお願いごとを今度は英語で言わなければならないということ。例えばよく使っていたタイマー。ゆで卵を茹でる時なんかは今までは
「タイマー6分」
とか言っていましたが、これは
Set the timer for 6 minites.
となります。6分間の前置詞はforなのねとか。言い方を調べてそれを繰り返し使うことで表現を覚えていくことができるのです。上の画像のサンプルは「2時5分前にアラームを鳴らして」の場合の表現です。5 before 2でいいんだーとか。

 さらにあまり知られていないですが、Siriの実行能力も実は英語の方がすごいということも魅力です。日本語の場合は検索先のページを出して「ここに載っています」的な対応が多いのですが、英語の場合はSiriが直で答えてくれる事が多いのです。

 ということで、Siriの言語設定を英語にすることで英語のスピーキングの練習ができるという話でした。

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