液体洗剤の詰め替え商品には「必ず○○(同じ商品)のボトルに詰め替えてください」と書いてあります。普段はそんなの気にせずに違う商品だろうが詰め替えしています。
 いつもなんだかモヤモヤするのですが、なぜかというと、違う商品の詰め替えがどんな弊害を及ぼすのかハッキリしないのところなのです。たぶんよく洗って使えば何も問題無いんだと思っています。メーカーが「自社の商品を使って欲しい。他社の商品を買って欲しくない。」というそっち側の理由なんでしょう。

 そんなモヤモヤを感じている詰め替え問題なんですが、たまには同じ商品を詰め替える時があり、そんな時はだれも見ていないのに律義に言いつけを守る自分がすごく生真面目に思えて、またモヤモヤしてしまいます。

 SF作品の設定で僕がことにわくわくするのが「スケールが極端にでかい(小さい)」というものです。小松左京の作品でもよく使われます。例えば「高さ200km、直径1000kmのリング状物体が本州の上に落ちてきた」(『物体O』)とか、「長さ二光年の筒状物体SS」(『虚無回廊』)とか。新海誠のアニメ作品「雲のむこう、約束の場所」では北海道の真ん中に先端が見えないほど天まで伸びる白い塔が建っています。このような極端なスケールのものが突如として現れる感じがすごく惹かれます。
 そんなこともあり、ふと「富士山がとてつもなく高かったら」という設定を思いつきました。10倍の高さだと3万8000mくらい。40km弱か。
 CGで作ってみよう!と思いつき、まずは等高線のデータを作れる埼玉大学の研究室のウェブページへ。そこで等高線データをゲットし(↓左)、さらにIllustratorで扱えるようにデータ変換をしてくれる海外のウェブページで変換。次にIllustratorで等高線ごとに濃淡を指定していきます。これでグレースケールのハイトマップというものができます(↓右)。ハイトマップは高い方を白くしなければならなかったので、後で白黒を反転しました。


 ハイトマップをPhotoshopで開いて富士山の部分だけ真っ白までのグラデーションになるように調節。その他の部分はほとんど黒っぽくなるように濃度を調節します。そして、ハイトマップをブロックを積み上げたような立体にしてくれる3DソフトMagicaVoxel Viewerで読込んで立体化しました。
 高さ方向のスケールは適当で厳密ではないのですが、見た感じ富士山の高さは40〜50kmくらいありそうです。こんな設定で何かおもしろいSFは書けるでしょうか?

 とある会員に10年間継続したということで表彰と記念品が届きました。記念品はバカラのグラス。使わないんだよなー、いらないなー。ちょっと良いもので実用的でもあるので、記念品にはうってつけなのでしょうが、コップなんか機能性を最優先しているので「”気分”でバカラ」ということは無いな。こういうのは処分に困る。

 逆にごくまれに使いものになる記念品もあります。以前、献血でもらったアイスクリーム用のスプーン。熱伝導率が高くて固いアイスでもスッとスプーンが入るやつ。これも最初「いらねーな」と思ったけど、今は便利につかっています。

 東京大学・柏キャンパスで毎年行われる「柏キャンパスサイエンスキャンプ(KSC)」のロゴマークをデザインさせていただきました。KSCとは東京大学の1・2年生が対象で、柏キャンパスでの先端研究の現場を体験するプログラムということです。

 以前、京大のサイエンスライティングのロゴもデザインさせていただいたので、東大と京大で関わらせてもらったことに・・・これが京大の方です↓。