今年はこんな年賀状です。紙は「ハイブリットバガスFS ラフホワイト」を試してみました。ここ何年かは「高白ラフバガス」でとてもお気に入りの紙だったのですが、同じバガス(サトウキビの搾りかす)原料のこの紙はどうかなと思って、使ってみました。
 結果、高白ラフバガスと遜色なくいい感じ。この紙、お菓子や化粧品のパッケージなどに使われているそうです。

 あと、宛名面はここ何年か茶クラフト紙の風合いを印刷して↓(こういう感じ。2016年)


宛名を白いインクのボールペンで書いていたのですが、その白インクが粘着質で、重ねて保管しているとくっついてしまうようだったので、今年はやめて、白っぽい地紋にして黒いペンで宛名を書きました。

 前にリスが木の実を貯蔵のために地面に埋めるが、多くの場所を忘れてしまうという話を書きましたが(こちら)、それに関連する科学コラムが今月の日経サイエンス(2017.02)に載っていました。「リスによるチャンク化〜埋めたお宝の場所を覚えておく賢い工夫」というタイトルだったので、興味を持って読んでみました。

 かいつまんで書くと、「同じ種類の木の実を近い場所に埋めるということをしているらしい」ということ。ただ、色々な条件分けで違ったり、なんかぼんやりした話でした。論文の中で途中「ナッツ・クラスター」という言葉が出てきたので、てっきりリスが「このナッツとこのナッツと一緒に食べる」とかセットメニューを作って一緒に埋めておくという話かと思って、そうだったらカワイイと思ったのですが、そういう話ではなかった。残念。

 元記事はこちらScientific American「Squirrels Chunk Their Buried Treasure」Steve Mirsky 音声記事です(文字記事もありますが、そちらはログイン必要)。

この↓「大人の科学マガジン」の付録の活版印刷機が話題なのは知っています。活版好きとしてはこの評判を傍目に見つつ「これは買わない」とあまのじゃくを決めています。活字がさ・・・。

 日経サイエンスで新コーナーコラム「科学の森」が始まりまして、そのコーナーイラストを描かせていただきました。この森の絵です。筆者は東京大学名誉教授の和田昭充さん。
 余談ですが、この「森」の字は奇しくもこないだからこのブログで書いている正調明朝体でした(デザイナーさんが入れた文字)。「陸王」のフォントと同じです。