実は大学で情報学部だったのもあって情報量とかが気になります。新型コロナウイルスの構造のイラストを描く機会があり、記事を読んでいるうちに、コロナウイルスの遺伝子(RNA)が3万塩基ということを知って、これってどのくらいの情報量なのかが気になりました。それで調べてまとめたものが下の画像です。感覚的にわかりやすくするために何と比べたらいいかと考え、日本語の原稿用紙の枚数で換算してみました。結果、日本語の文章で400字詰め原稿用紙約9.4枚という計算になりました。

ーーーーーー 5月18日 訂正 ーーーーーー

最後の部分、日本語一文字の情報量をもう少し厳密に計算し直しました。すると原稿用紙11.5枚ということになりました。

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 ちなみに人間の遺伝子情報は全部で1GBということです。コロナウイルスの7,500B(バイト)と比べると約13万倍でしょうか。
 この人間の遺伝子の内、人間共通の部分と人それぞれ部分があります。人それぞれ部分がすなわち個性の部分です。その領域の割合は全体の0.1%らしいです。これは1MBということになりフロッピーディスク1枚(1.4MB)に収まってしまう量です。この事実を知った時は「そんなに少ないのか!」とびっくりしましたね。

気づいてしまいました。

オフコースの「眠れぬ夜」

あの印象的なイントロの部分が、
ポール・マッカートニーの “Listen to what the man said” のリフと似てる!

曲の発表時を調べてみると

1975年5月 ポール “Listen to what the man said”
1975年11月 オフコース「眠れぬ夜」

オフコースがインスパイアーされたのかなー?
ただ、ネットで探してみてもこの2曲を指摘している人がいなくて、むしろ同じポールの “Another Day” という曲が似ているというのがちらほら。確かに出だしのワンフレーズはそっくりなんですが、僕としてはこっちの曲の一番印象的なリフの類似性の方がズドーンときました。そして、どっちかというと「眠れぬ夜」の方のすっとぼけた感じの音とメロディの方が”元ネタ?”より印象的で僕は好きです。

 話題の「覚え違いタイトル」の本をCGで作ってみました。

『とんでもなくクリスタル』村上春樹は実際には無い本ですので、初期村上春樹本にありそうな感じのイラストを描き、装丁をデザインしてみました。

 一方、『桐島、部活やめるってよ』は本物のカバーデザイン(左)とタイトルだけ〝覚え間違い〟のものに変えてみたもの(右)を並べました。間違って覚えてしまったタイトルなのでおかしいのはおかしいのですが、最初からこういうタイトルだったらこれはこれで成立しているのではないかと思った。

 元の記事はこちら「とんでもなくクリスタル」「おい桐島、お前部活やめるのか?」福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」が面白い – Togetter

 年末に消費行動について考えました。
 定額サービスとして広がっている「サブスクリプション」。ビジネス界ではこれからは“サブスク”だともてはやされていますが、僕はどうも嫌な印象をぬぐえません。上のイラストに描いたように、普通の買い物が「その時にその価値をお金と計って納得して買う」ものであるのに対して、サブスクは一見安い料金なのでお得に感じて契約してしまいますが、

①それがずーっと続く(一度加入すると漫然と続けがち)ことと
②薄いけど色々と積み重なっている(色々なサービスに加入してしまう)こと

をつい見逃していることが危うい点だと思っています。サブスクがもてはやされているのは消費者の利点というよりは、売り手が持続的にお金を取るための「うまいやり口を発見した!」という売り手側のもてはやしであることに気づかないと。

 そんなことで、サブスクを利用するにしても漫然と続けることなく、見直して必要がなければ「切る」判断が必要だと思っています。今年はフォントのサブスクサービスを1つ切ってみました。今のところそんなに支障はないです。

 ツイッターで「あの番組の放送日前後でつぶやかれたものを検索したい」ということがたまにあります。そんな時はキーワードの他に「since:2020-02-19 until:2020-02-21」という感じに書けば○日から○日までという条件を付けられます。でも書き方を覚えられないので「しんす」で上のが出るように変換単語登録をしました。

 ところで「シンス」というとみうらじゅんさんの「シンスブーム」を思い出します。お店の看板とかによく「Since 1989」とか書いてあるやつです。あれを収集・研究しているという話です。この何でもかんでもSinceをつけたらいいじゃんの潮流は原宿ファンシー時代が起源ということで、そして日本だけみたいです。Sinceをカタカナで「シンス」と言い換えてるところがみうらじゅんのクリエイティブなところです。