英語ニュースのサイトを見ていたら、たまたま今年8月に発表されたおもしろい論文を目にしました。

Increase of tear volume in dogs after reunion with owners is mediated by oxytocin.

ー飼い主との再会後、犬の涙量の増加はオキシトシンによってもたらされるー

 涙目の犬はその昔某消費者金融のCMのチワワでも有名でしたが、実際に犬も嬉しくて涙目になるそうです。悲し涙じゃなくてうれし涙も!?というのが驚き。

 この研究は日本の麻布大学獣医学部の菊水健史教授らの研究です。

 菊水教授が飼っているスタンダードプードルが子犬を産み、その母犬が子犬を世話してる時に涙目になっているに気がついたそうです。そして子育てで愛情ホルモンのオキシトシンが増えたことによって涙量が増えるのでは?と考えたそうです。

 研究では飼主と数時間離ればなれにして、再会した時に犬の目に紙片をあてて涙を採取。その量を測ると、比較対象の親しくない人の場合よりも涙の量が著しく増えたということです。

Japan is the biggest consumer of cheese in Asia, but South Korea is one of the fastest growing markets.

 ある英語のニュースで↑こんな記事があったので、えっ!とちょっと意外でした。日本の方がまだ多いのか。
「日本はアジアで最大のチーズ消費国ですが、韓国は急速にマーケットが拡大している国の一つです。」

 最近、新大久保の韓国料理屋とかでブームになっている食べ物は何にでもやたらチーズを大量に使っているので(チーズハットク、チーズタッカルビ・・・)日本なんかとっくに抜かれているという印象だったけど、まだ「消費量」としては日本の方が多いということです。
 ただし、韓国の人口は日本の半分くらいなので、一人あたり換算だとどんなものなのか?と気になって調べてみたところ、データを見つけました。それをグラフにしたのがこのグラフです。



「一人あたりのチーズの年間消費量(日韓推移)」。これによると2013年くらいに逆転して韓国の方が多くなっています。上に取り上げたニュースでもfastest growingって言っていたので、やはり急激に増えているのは間違いないようです。


 ちょうど今月、NHK「100分で名著」で取り上げられている知里幸恵(上の左)の「アイヌ神謡集」。僕が北海道出身ということもあって以前から興味を持っていたのですが、今回の番組でアイヌ神謡の構造などを知り、大変おもしろく、理解が深まりました。


 一方、少し前に詩人・金子みすゞ(上の右)も取り上げられていて、番組では人としての金子みすゞ自身と作品の解説を興味深く観ました。

 この二人が僕の中で前からなんとなく重なっていました、実は。
 まず写真の印象。そして詩人という共通点ー厳密に言うと知里幸恵はアイヌ語から日本語への訳詩ですが。言葉のみずみずしさに同じようなものを感じます。

 そして、二人が生きた時代ってどういう流れなのかな?だいたい明治くらいの同世代な感じだと思うけど…と何気なく調べたら、なんと!二人は同い年。1903年生まれではありませんか!
 これにはビックリしました。そして二人ともそれぞれ19歳と26歳で夭逝してしまいました。当時、北海道と山口に暮らしていたので二人がつながることは無かったと思いますが、僕の中では何か因縁めいたものを感じました。

 二人の作品をちょっと載せておきます↓。左が知里幸恵、右が金子みすゞ

以前かいた記事「カーリング 前に書いたストーンの回転と曲がりの話の続き」では、カーリングのストーンの回転方向と曲がっていく方向が通常考えられるのと逆になっているけれど、どうしてそうなるのか物理的な解明ができていないという話を書きました。こんな身近でしかも単純そうな現象が「謎」だというのがワクワクするので興味があったのです。
 ところが、先日日本の立教大学の先生がこれを解明したという論文を発表したのです。↓


 ”謎が解明された”ということなので、これは読まないわけにはいかない。公開されている論文を早速読んでみたのですが、正直よくわかりませんでした💧。詳細論文は英語で、そちらもあたってみましたが、肝の部分(反時計回転の場合ストーン左のほうが摩擦が強い(遅い方が摩擦が強いため))が理解できませんでした。残念ですが仕方ないです。

参考までに回転と曲がる方向のアニメをもう一度貼っておきます。

 日本の米の消費量が少なくなってきているというニュースを聞きました。米農家をやめる人も増えていて、田んぼの作付け面積も減ってきているのですが、それで賄えるほど消費量も減っていて、米食以外の用途(米粉や飼料用)にも回っているということです。

 今の日本人一人あたりの米の消費量は55kgということです。「まー今の人はパンとかも食べるから少ないよねー」なんて一瞬思ったのですが、僕はかなり正確に自分の年間米消費量を把握できる生活をしているので計算してみたら、なんと年間60kg。ほとんど平均値と変わらなかった。パンなんてほとんど食べない主食ほぼ米なのに。

 ほぼ正確にひと月に5kgを1袋買っています。上のイラストの左がひと月の消費量。そして×12ヵ月=60kgで、右が1年の消費量=1俵ということです。