このところ、いろいろな動物のイラストを描く機会があります。今月号の日経サイエンスの連載(2019年3月号・連載「パズルの国のアリス」)ではハリネズミ(のロボット)を描きました。その他、いつものキャラクターのお茶会メンバーである3月ウサギとヤマネ。この二人はまぁ何度も描いていますが。
今とりかかっている来月号でもまたある動物を描く予定です。
イラスト
前回投稿のアインシュタインのイラストの掲載誌が届きました(日経サイエンス2019年2月号「特集:量子もつれ実証」)。Macで描いている時の見た通りの色で印刷されるのがベストなんですが、印刷では多少ずれることが多いです。色が浅いと台無しだし、濃過ぎるとそれはそれで問題で、ちょうど良い感じにするのは意外と難しいのです。これまでのイラストの出方のズレを見越して、あらかじめ調整して納品するのですが、今回はすごく良い発色になりました。良かった良かった。
我々が観測するかどうかにかかわらず物体は一定の性質を備えており,物理の理論はそれを客観的に予測する─かつてアインシュタインはそう望んだが,そのような客観的実在は今回の実験で明確に否定された。
— 日経サイエンス (@NikkeiScience) 2018年12月24日
日経サイエンス2019年2月号【特集:量子もつれ実証】12月25日発売 https://t.co/7VoHAuf8CR pic.twitter.com/EtUaMmrbFb
次号の日経サイエンスで扉イラストを描かせていただきました。
「アインシュタインの夢ついえるー測っていない値は実在しない」谷村省吾(名古屋大学)
≪12月25日発売:2019年2月号≫
— 日経サイエンス (@NikkeiScience) 2018年12月21日
「アインシュタインの夢ついえる 測っていない値は実在しない」今回行われた一連の実験は,量子論が正しく,アインシュタインが間違っていたことを実証した。自然はアインシュタインの期待だけでなく,私たちの常識をも裏切っているのである。 https://t.co/7VoHAuf8CR pic.twitter.com/xBpV1fysQL
量子論で「観測していない物理量は確定されない」という理論から、これに疑問を持っていたアインシュタインは『君は、君が見上げているときだけ月が存在していると本当に信じるのか?』と言ったといいます。最近の実験でやはり量子論の言っていることが正しかったということが完全に証明されたということです。つまりアインシュタインの話でいうと「見ていない時には月が存在しているかどうか確定されない」ということ。そんな話をイラストにしてみました。
連載コーナーの「パズルの国のアリス」でもイラスト描いています。次号ではトランプ王国の博覧会会場を描きました。
以前「こぎん刺し」でコースターを作ったのですが(こちらのgooブログの記事)、材料がまだあるので新らしくまた作ろうかなと画策中。いつものように伝統的なこぎん刺し図柄に飽き足らず、自作の図柄で作りたいと思って、図柄制作を始めました。以前はillustratorで図案を考えていたのですが、ドット絵を描けるソフトなら最近よく使っている3Dサイコロソフトのmagicavoxelでできるんじゃ?と思ってやってみたら、これは使い易い。今回は紺地の布に白い糸ですが、色もいろいろ使えるので、シミュレーションにはとってもいいです。