昨日「天空の城ラピュタ」をテレビで放送していたので。ちょっと気になったこと。


 ↑上のこのシーン。シータが空から降りてくる時に、飛行石の力でこんな風に横たわった姿勢でゆっくり降りてくるのですが、首にかけている飛行石からの力がどんな力だとこうなるのかが気になりました。

 僕が描き加えた矢印のようにシータの全身に同じ大きさの上向きの力が働いていればこのような姿勢の降り方になるのだろうな。飛行石からの距離には無関係に(遠くになるほど弱くなるというのではない)等しい反重力の力です。しかもシータにしか力が及ばない特別な力です。※あるいはペンダントの紐など、物理的に接触しているものには影響するのか?

 もし、飛行石自身だけが浮力を持っていて、周りの空間に力を伝えないとしたら、こんな感じになるはず。


 これはちょっと怖いです。

 いずれにせよ、このアニメの描写は飛行石の神秘性を表現しているので超科学的でも全然良くて、いちゃもんをつけているわけではありません。
 もし物理的に「こうゆう説明ができる」というのがあれば面白いなと思ったのです。

 前から描きたいと思っていた。寒波到来、猛吹雪のシーンです。冬に豪雪のニュースをたまに観るのですが、僕が北海道生まれということもあって、猛吹雪で視界が悪くなっているこの感じが原体験の記憶に残っているので、どこか懐かしく好きで「この感じをイラストに描きたいな」と思っていたのです。

 いちからペイントソフトでの手描きも考えていたのですが、とりあえず雪にけぶった街並みの構図だけでも3Dソフトで作ってみるかと、今回もmagicavoxelで作り始めました↓。



 サイコロ3Dで作ってみると、案外それっぽくできることがわかってきて、雪の粒までサイコロで再現し、結局全部magicavoxelで作っちゃいました。完成したのが一番上の画像。猛吹雪の街の感じがうまく表現できたと思います。

 そしてさらに雪をアニメーションにしてみました↓。



 色味はより「雪がひどい」感が出るように白っぽく調整しました。雪の粒は3DCG上ではサイコロの形で置いてあります。このサイコロを適当な密度で街の上にたくさん配置してあります。この雪を1コマずつ一定の方向にずらして画像を書き出していきます。今回はこれを5コマ分準備してからアニメーションソフトのOpenToonzで読み込んでアニメ化しました。
 でも実の所、雪の落ち方が一方向だけだと自然な感じにならなかったので、違う雪の流れで2バージョンを作って、アニメーションソフトで合成しています。こういうのもOpenToonzを触りながら(このソフト使い始めたばかり)「あ、こういうことできるか!」と試行錯誤をしながら作りました。


 前に描いた線画のスケッチをアニメにしてみました。「二歳くらいの子ってこういう感じで虚空を見つめて麺を食べがち」と気に入っていたスケッチだったのですが、これはアニメにした方が伝わるよなと思っていました。

 これまでアニメを作る時はPhotoshopかFlashを使っていたのですが、今回はOpenToonzというアニメ制作ソフトを使いました。このソフト、スタジオジブリでも使われていたもので、実際の業務用のソフトがフリーでダウンロードでき使うことができるすごいものです。しかもWindows版もMac版もあります。

 業務用だけあって機能が豊富。でも逆にプロ仕様すぎる分、取っ付きづらいのです。なので実は前に一度触って諦めていたのでした。今回、もう一度チャレンジで、少しずつ機能を把握しながら作っていくと、随所で豊富な機能の便利さに気付かされました。


 こちら↓のサイエンティフィック・アメリカンの記事が目について、ふみふみのアニメを描いてみました。4コマのアニメですが”タメ”を作ってふみふみの感じを出してみた。

 「なぜ猫はビスケットを作っているようなこねこねをするのでしょう」という記事。猫の”ふみふみ”は英語で“making biscuits”(ビスケットづくり)と呼ばれているのを知りました。へー