もんたさんの訃報でダンシング・オールナイトのジャケットをあらためて見ると、あのジャケットのあのポーズ、あれだけでもうもんたさんが思い浮かぶ。そういえば他にもジャケットの写真のポーズで「これはあの人」と強烈に印象付いているのって結構あるように思います。上のイラストで描いた小田和正とかマイケルとか。面白いな。


 知り合いのミュージシャンのCDをデザインさせていただきました。やっとでき上がって現物を送ったいただきました。以前このブログにも「録音スタジオに見学に行った」と書いていましたが、そのアルバムです。タイトルは「Dan Din Dun Din Dan」。


 バンド名はUFB。メンバーそれぞれがプロのミュージシャンで、ギター、ベース、ピアノ、サックス、ドラムの5人編成のバンドです。ジャンルとしてはジャズとかフュージョンっぽいのかな。歌はないオリジナルの曲です。

 今回のデザインはバンドの方から特にイメージの指定がなかったので、ほぼゼロから自分で考えたイラスト(グラフィック)です。自分でも「これは○○です」という説明はできない「なんじゃこれ?!」というデザインなんですが、ぱっと見で印象に残って、なんだかチャーミングであるという所を狙っています。自分ではまぁまぁ気に入っているのですが・・・。

 ウェブの販売サイトも準備しているのですが、ちょっとまだオープンできていません。一応URLを書いておきます。
https://ufb-music.stores.jp/
オープンしたら追記でお知らせします。


 今日は音楽スタジオに行ってきました。昨年末に一度行っていて、今日は二度目。ある音楽CDのジャケットとウェブのデザインを頼まれています。今日はその最終ミックスダウンの日で、僕はちょっと打ち合わせを兼ねて曲の仕上がりを見学しました。

 それぞれのパートの録音は済んでいて、最後に各パートの音の大きさを調整したり、リバーブなどのエフェクトを調整したりするのがミックスダウン。バンドメンバーが「あそのこ部分をこうしてみて」と指示をしていきますが、素人が聴いてもよく違いがわかりません。さすがプロは耳がいいのだなと思いました。
 さてこれからビジュアル案を考えなければ。

 先日、さまぁ〜ずのテレビ番組を観ていて面白かったこと。本人が来ないゲスト(事前アンケート形式)で細野晴臣さんの回でした…


「自身の曲で、この曲のこの部分を聞いてほしいという所教えてほしい」という質問に、細野さんは「安田成美さんが歌った『風の谷のナウシカ』の歌の冒頭2小節で『金色の花びら』の箇所のコードが禁じ手。この和音進行に馴染めなかったのか、フランスの歌手クレモンティーヌさんがカヴァーしてくれたときは短調を長調に変えられてしまった」と回答。そこで安田成美さんとクレモンティーヌさんの風の谷のナウシカを聴き比べた。

 という場面があった。確かにこの曲をはじめて聴いた時(高校生くらいの頃だったと思う)からなんか変な感じだなと思っていたけど謎がとけました。メロディーはいいのだけどコード進行がなんか変。これはクロマチック・メディアントというコード進行なんだそうです。YouTubeでまさにこの説明をしている動画がありましたので貼っておきます↓

安田成美 の 風の谷のナウシカ – Dr. Capital


 Dr.Capitalさん。とてもわかりやすいし、ギターのアレンジがすごいかっこいい。
 ちなみに「クロマチック」という単語。僕にはちょっと苦手意識があって、デザイン関係にも音楽関係にも出てくるのですが、僕は最初にデザインのカンプで使うためのインレタのようなものとして「クロマチック」という名前を知ったのです。後に「色の」的な意味らしいということを知ったのですが、これが音楽用語としては「半音の」という意味なるということです。意味が結びつかなくてこういう語感がなかなか覚えられない。

 ※そうか、クロマチックの名詞形クロームはモノクローム=単色。コダクローム(コダックのカラーフィルム)とかで前から「色」の意味で使っているんだ。

 大学時代に3人でバンド?のようなのを組んでいたのですが、そのメンバーtobyさんが地元の旭川に戻ってから組んでいたグループがMASAYOです。(まぎらわしいので注意!僕はMASAYOのメンバーじゃないです。MASAYOのSAは斉藤さんで僕と同じですが、違う斉藤さんです)

 MASAYOの活動期間はたぶんもう10年〜20年前の話です。ガロのコピーなどを中心に演奏していました。今回ちょっと思い立って、その頃にもらっていたCD音源をYouTubeにアップしました。一応tobyさんには了承をもらっています。

 歌もギターも超うまいです。ライブ録音なので音質はそんなによくないですが・・・一曲だけここに貼ってみます。

時の魔法 〜ガロ〜 MASAYOの演奏

 この他、ガロの曲だけ8曲あげてあります。プレーリストはこちら
MASAYO “BEST” プレーリスト