道端で見かけたこの葉。シソやミントっぽい形だったので、指で擦って匂いを嗅いでみたら、やはりミント系の香りがしました。詳しく表現すると、トマトの茎やヘタの青い香りの中にうっすらと柑橘系の香りも感じる。とてもいい匂いで気に入りました。


 それで、なんという名前か調べようと写真を撮ったのが上の写真で、この写真で検索をすると「ランタナ」と出てきました。またの名を「シチヘンゲ」。ただ、その説明を読んでも決定打がなくて、しばらくの間、イマイチ確信が持てませんでした。

 そうこうしているうちに、別の場所で同じ葉っぱらしいのを発見し、それにはもう花がたくさん咲いていました↓。そしてその花は紛れもなくネットで見ていたランタナの花でした。「そーか、やはりランタナか」。葉っぱの香りもあのいい香りで同じだったので、これで確定、納得したのでした。


 ただ、残念なことにこのランタナ、外来植物で、ものすごく繁殖力があるらしく、迷惑雑草扱いされているようなのです。葉っぱが似ていると書いたシソやミント🌱とは同じシソ科なのですが、ちょうどこの前二ュースで「ミントテロ」と言ってミントが大繁殖して困ると取り上げられていました。これらシソ科は同じようにその繁殖力でちょっと迷惑系植物とされているようなんです。


 今年も種を蒔いて、2株育っているレモンバーム。そしてもう一つ芽を出したやつが、成長してくるとどうもこいつだけ違うかたち。「なんか違う雑草的なのが芽を出したんだな」と思ったけど面白いのでそのまま育てて、何になるのか見てみようと思っていました。
 そして上が今の写真。右がレモンバーム。左がその雑草。さすが雑草、育ちがいいです。現時点でアプリに聞いてみたところ、これは「ダンドボロギク」らしい。たんぽぽみたいなやつみたいです。たんぽぽの種ならここ3階のベランダまで飛んできたというのもうなずける。


 今年芽を出したレモンバームは水やりを気をつけて(1日置きくらいに水が足りなくならないように)順調に育ちました。何度か料理にも使いました。グリーンカレー的なものに使ったり。↑上の写真は一眼で撮った。やはり拡大したりする場合、まだiPhoneより一眼の方が画質がいい。

 葉を揺らすとふわっとコナみたいな小さな白い虫が翔ぶのに気がつきました。大量ではなく数匹くらいだし、ほんとうに小さいのであまり気にしなかったのですが、写真に撮って調べてみた。↓こちらの写真はiPhoneでレンズの前に虫眼鏡をかざして撮った。



 こういう時に写真の方が拡大できてよく見える。肉眼じゃ無理でした。
 最近、調べたい植物を写真をアップしたら教えてくれるサイトを便利に使っているので、その虫版は無いかと探してみたけどいいのが無かった。結局Googleの画像検索で特定しました。これは「コナジラミ」という羽虫でした。コナジラミを駆除するのに薬品を使いたくない場合は牛乳を使う手があるようです。

 最近公園などでよく見る花が気になったので調べてみたら「アガパンサス(紫君子蘭)」だった。


 アガパンサスは学名でもあるのですが、「属」という分類レベルです。Wikiなどで調べると、その上のレベル「科」やさらに「目」などが書いてあります。
 アガパンサスの科はヒガンバナ科。確かに花の形状はヒガンバナにそっくり。
 そして目はなんとアスパラガス目。えーっアスパラガス?! でも言われてみると名前はたしかにそっくり。アガパンサス≒アスパラガス。

 このアスパラガス目(正確にはAsparagales、日本名だとキジカクシ目)が一大目で配下に「ラン」「アヤメ」「ネギ」などを従えています。アスパラガスそんなに偉かったのか!
 面白くなってアスパラガス目を色々調べてみると僕が持っているトラノオ(サンセベリア)もこの中に入っていました。2018年に14年ぶりに花を付けた時に撮った写真があるので、花をアガパンサスと比べてみますと・・・


 こんな感じで、細長い棍棒型のつぼみとか共通点があります!
 ヒガンバナとネギ坊主も言われてみれば似ているような…とか、でも本家のアスパラガスとはあまり共通点が無いような感じもします。分類学なかなかおもしろいぞと思いました。