ファッションショーで、最後にデザイナーが出てきてあいさつする時、できるだけ自分を客の目に晒さないのがカッコいいということになっているのでしょうか。サッと出てきて一瞬でお辞儀をして去って行きます(全部じゃないだろうけど、特に最近の世代なのかな?)。誰かが最初にそうやって「あれカッコいい」みたいなことになって、ファッションデザイナー業界の常識になったのでしょうか?傍から見たら「なんだあれ?」と奇妙に見えることでも、その世界では「そういうもの」ということで疑問を抱かずみんな同じようにやってしまうんでしょう。

 先日、衆議院を解散した時に「バンザーイ!」ってやるのもまさに傍から見たらおかしな振るまい。慣例でやっているだけ。同じ。

 最近、無洗米を買っても一応一回くらい研いでしまいます。
 この「洗わなくてもいいのに洗ってしまう反射」はアライグマだ。たしか「あらいぐまラスカル」でスターリングに角砂糖をもらったラスカルが角砂糖を洗ってしまって溶けてなくなってしまうシーンがありました。なので、あらいぐまラスカルもたぶん無洗米を洗ってしまうだろうな。同じだな。と思ったわけです。

 では、無洗米対応したラスカルというのはどうだろう?ということで、「無洗ぐまラスカル」を描いてみました。もうなんにも洗わないラスカルです。

 イラストでは人の似顔絵を描くことも多いので、人の顔の特徴を捉えるのがわりと得意だと思っていて「あの人とあの人って一般的には言われていないけど、共通点がある顔」とか思うことがあるのですが、実は人の声もわりと「誰々の声」と言い当てるのが得意だと思っています。テレビなんかでタレントの人がナレーションをしている番組では、番組冒頭で↑写真のようにテロップが出る前に「あっ、これは誰々だ」と結構当てられます。でも普通のレベルがわからないので、実はこのくらいは普通なのかもしれませんが…。

 ちなみに前からちょっとひっかかっていたのですが、永作博美さんのナレーション(NHKの宇宙ものの番組のナレーションをよくしています)。ちょっとしっくりこないんだよな・・・。女優として嫌いなわけではないですが、ナレーションがちょっと。
 あと、増田明美さんのナレーション。朝ドラの「語り」が評判で、他にもテレビ東京の「日本に行きたい人」でもナレーションをしていますが、マラソンから完全に異分野へ。意外な才能を発揮されていてスゴイです。