毎年出ている新書ですが、6月10日に今年のが発売されます。

 わたしはイラストを担当しています。タイトル通り世界の問題を池上さんが解説しているのですが、昨年トランプが大統領になってから私が描くイラストもトランプばかりになっていて、今年は2/3のイラストにトランプが出てくるという状況です。

理系のわたしが

 イラストレーターというのは文系・理系に分類されることはれないかもしれませんが、わたしはもともと理系人間で、学生時代には文系科目(国語・社会)は苦手でした。そもそも興味も持てなかった。

 ところが、この「知ら恥」のイラストを描くというのはほとんどが「社会科」の頭を使います。絵を描くということよりも社会の理解の方が重要です。さらに池上さんの文章を読む国語力—文章の中で書いてあること書いていないことを把握する必要もあります。学生時代に苦手だったことをやっているんだなーと、ここ数年でこのことに気がついてきました。

イラストを考えるときは色々調べつつ、社会の勉強を学生時代のようにやり直している気にもなるのですが、幸いこの歳になって世の中のことが少しはわかってきたので社会の勉強も結構興味を持ってやれています。

「社会」つまり「人と人との関わり」無しで生きることはできないことが、大人になってやっとわかってきたからでしょうか。

〜〜〜〜〜〜〜 追記 〜〜〜〜〜〜〜

 担当編集の方が見本誌(献本)を持ってきてくれて、喫茶でしばし雑談。直接会うのは13年ぶりでした。(上の画像は手元に本は来ていなかった時にCGで作ったものです)

 好きなゴダイゴやYMOの話など。その方はゴダイゴ、YMOの関連本も作っていたので詳しいのです。わたしは小さい頃にハマってはいたけど最近また再確認していたところです。

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 ずっとシリーズで毎年刊行されている池上彰さんの新書「知らないと恥をかく世界の大問題」。シリーズ通してイラストを描かせていただいています。今年も6月10日に発売になりました。

 今年は副題にある通りトランプばっかり描いた気がする。ざっと数えて全20個中8個にトランプを描いた。昨年のこの本の発売時には「トランプは結構描きやすいのだけど大統領には絶対になるべきではないと思っています」とブログに書いていたのだけれど、本当に再選されてしまった。世界にとっての大惨事です。
 ちなみにイーロン・マスクもこの本とは関係なく自主的にイラストを何度か描いていたのだけれど、今年はこの本でもついにマスクを描いた。

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 雑誌「日経サイエンス」の数学パズルの連載「パズルの国のアリス」をまとめた単行本第5弾「鏡の国のチェス大会」が刊行されます。カバーのイラストは描き下ろしなんですが、上の写真はまだイラスト案段階のPDF(左)に本物の本をモニタの前で右側に当ててみたものです。実はこの本の後ろにボツになったB案が隠れています。
 本番描きの段階でチェスの駒の床の反射を加えたりしました。




 著者の坂井公先生は現在はもう退官されましたが僕が行っていた筑波大学の数学の先生でした。偶然ですが。

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 日経サイエンスの数学パズル連載「パズルの国のアリス」の単行本化第4弾が12月25日に出ました。僕はイラストを担当しています。
 前回の第3段は2年半前のこちらの投稿です。
 今回、当初「ピザ」ではなくてパスタのイラスト案があって、僕としては断然そちらの案を推していたのですが、結局こちらの案が採用になりました。

 プロモーション用のキャッチフレーズが「🍕丸いピザを直線でn回カットしたとき,最大で何ピースに分かれるだろうか?」というものだったので、「ピザ」「n回」・・・「ピザピザピザピザってn回言って」というのを思い出しました。そこで、自主的にツイッタープロモーション用のイラストを描いて投稿しました。そのイラスト↓


 日経サイエンスの紹介ページです。

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 先日デザインさせていただいた本ができ上がってきました。ほぼ文字だけ、色も2色刷りのシンプルなデザイン。右上に斜めに貼り付けあるのは、特色で指定した色見本のチップです。かなり見本に近い色を出していただきました。

 今回取り上げたいのは文字の微妙なニュアンスの話です。文字をフォントそのままではなく、輪郭をボカシて角を丸めるような加工をすることがよくあります。例えるならアイスやチョコなどを”溶かした”様な「とろけ加工」です。なぜかこのような「とろけ加工」をした文字に惹かれるのです。この仕事を始めた頃からずっと「いいよなー」と思っていました。

 今回の表紙の文字のタイトルでもこのような加工をした文字を使っています。加工前の文字と加工した文字を比較したものがこちらです↓

 さて、このような「とろけ加工」をいいなーと思っているのは何も僕だけではなく、たぶん多くの人がそう感じるようです。他のデザイナーさんでもこういう加工が好きで多用している人もいます。

 実務的にはどうやって加工するのか?という話ですが、以前(デザイン仕事にコンピュータが導入される前)は、写真の引延ばし機を使いました。元の文字の清刷(写植など)を台にセットし、レンズの焦点をわざとずらして印画紙に複写するということをしていました。その頃のデザイン事務所にはこのような写真引延ばし機(トレスコと呼んでいた)があって、入社したてのデザイナーの卵はそこに篭って写真のトレースをしたり、こういう文字の加工複写→現像の作業を覚えるのが最初の仕事でした。
 その後、コンピュータを使うようになって文字の「とろけ加工」もphotoshopを使ってわりと簡単にできようになったのですが、そうだとしても使う文字をいちいち画像化して加工して・・・というのは手間であるのは変りません。
 そうした中で、ここ数年、あらかじめ「とろけ加工」を施したフォントがいくつか出てきました。「こういうのがあったらいいのに」と思っていたものです。タイトルなどで大きく使う場面では、普通のフォントだとなんか決まらないなーという時も、この「とろけフォント」を使うとグッと見映えが増す。そんなフォントが出てきています。やっぱりみんなこういう文字が良いと思っていたんでしょ!最近はビールの広告キャッチなんかでよく使われているイメージがあります。

 では、なぜこういう「とろけフォント」に惹かれるのか。よく考えてみたのですが、実は納得できる答えにはたどり着いていません。「キレッキレのシャープなデジタルっぽさより、やわらかなゆる〜いアナログ感に惹かれる」というよくある言い方はあるのですが、もう一歩、なぜキレキレよりもゆるい方が魅力的に見えるのかまで理由を知りたい。

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