花屋さんにハーブの苗が出始めたのでちょっと買ってみました。いつも買ってはダメにするローズマリー(写真左)と今年はミント(右)も。どちらも葉っぱの香りがいい。基本的にハーブはこういう匂い系のが好みです。
前に「認知特性というものがあって、人が世界をとらえるとらえ方って結構人それぞれ違うのだ」という話を書きました。こちらの記事です「文字式認知」

以前の記事にも書いた通り、人の認知特性は「視覚優位」「言語優位」「聴覚優位」の大きく3つに分類されていて、グラデーションはあるけれど、人それぞれ3つのタイプのうちどれかに分かれるということです。僕自身は完全に「視覚優位」だと思っています。しかしよく考えると、この3つが同等に扱われるのは少し違和感があって、「言語優位」というのは他の2つとはレベルが異なると思うのです。「視覚」と「聴覚」は字のごとく「感覚」であるのに対して、「言語」は人が生み出した符号で、認知のレベルでは一段解釈が上っている。図にするとこういうこと↓

「言語優位」の特性を持った人はおそらく幼少期から本を読むのが好きだったりして、物事を言語に変換する変換辞書が頭の中で編纂されていて(上の図の赤い矢印)、さらにクイックレスポンスで意識する間もなく文字変換がされる高機能辞書なんだと想像します。そのために文字(言語)を介した方が理解がしやすいという認知になっているのだと思います。
さて、それでこの前イラストの仕事をしていてふと上のようなことを考えたのですが、僕のようなイラストレーターなんかはまずほぼ全員「視覚優位」の人だろうと思います。とにかく「絵で見えた方がわかりやすいでしょ!」と。文章を解釈して、これをどう絵にすればパッとわかるかと考えてイラストにしています。まさにこのブログ記事にもわかりやすいようにと図やイラストを付けているわけです。ところが、世の中には「言語優位」という人がいるんだ!ということに気がついたのです。絵の方がみんなわかりやすいよねと思っていたけど、「いや文字の方がスッと入ってくる」という人もいる。これはイラストというものの前提を揺がすものです。

せっかく中継に入ったのに(文字から絵に)、あさっての方向に投げてる感じ・・・。
たぶん言語優位の人はそんなに多くはないんだろうな…と予想するのでそれが救いではあります。
イラストを担当しています、池上彰さんの本「知らないと恥をかく世界の大問題11」が6月10日に発売になります。昨年と同じポジションで写真を撮りました↑。
あいかわらずイラストの登場人物としてはトランプ大統領が一番多いです。トランプ、習近平、プーチンあたりはもう何回描いたかというくらい描き慣れたのですが、今回初めて描いた、上の写真のグレタ・トゥーンベリさん。今回一番試行錯誤したかもしれない。ある程度大きく描くので、もっと描き込むことができるし、そうすればもっと似させることもできるのですが、そうすると他のイラストとの整合性(一貫性)が無くなってしまう。という判断で、最小限でそんなに似てないかもしれないけど「まぁわかるね」というところでとめました。
実は大学で情報学部だったのもあって情報量とかが気になります。新型コロナウイルスの構造のイラストを描く機会があり、記事を読んでいるうちに、コロナウイルスの遺伝子(RNA)が3万塩基ということを知って、これってどのくらいの情報量なのかが気になりました。それで調べてまとめたものが下の画像です。感覚的にわかりやすくするために何と比べたらいいかと考え、日本語の原稿用紙の枚数で換算してみました。結果、日本語の文章で400字詰め原稿用紙約9.4枚という計算になりました。
最後の部分、日本語一文字の情報量をもう少し厳密に計算し直しました。すると原稿用紙11.5枚ということになりました。

ちなみに人間の遺伝子情報は全部で1GBということです。コロナウイルスの7,500B(バイト)と比べると約13万倍でしょうか。
この人間の遺伝子の内、人間共通の部分と人それぞれ部分があります。人それぞれ部分がすなわち個性の部分です。その領域の割合は全体の0.1%らしいです。これは1MBということになりフロッピーディスク1枚(1.4MB)に収まってしまう量です。この事実を知った時は「そんなに少ないのか!」とびっくりしましたね。





