サイコロを積み上げるように3Dモデルを作るソフトMagicaVoxelで作りました。こちらで大きな画像を開きます

 一年前にも昭和初期の運送会社事務所を作っていた(下に再掲します)のですが、どうも自分はこの辺の世界観が好きかもしれない。懐かしい記憶を思い起こすのは芸術の一つの源だと考えています。

 さて、今回のは大正時代の旅館で、かつて旭川駅前(現在は元西武デパートの場所)に大正の頃にあったという宮越屋旅館をモデルに作りました。宮越屋という屋号なんですが、札幌にある有名な宮越屋珈琲の前身が宮越屋旅館という記事を見つけて「そうなんだー⁈」と思ったのですが、旭川駅前にあった宮越屋旅館と札幌の宮越屋旅館は別のものだそうです。

 1階がレンガ造りの洋館風で、その上に日本建築寄棟造りというところが、千と千尋の湯屋的な感じもあっていい。追加で入れた市電も千と千尋的世界観ですが、実際にここに市電が走っていたようです。駅前ですからね。

  日本家屋の屋根の形はいろいろあって、前回は「寄せ棟造り」(下の画像参照)でした。今回は「入母屋造り」という形。お寺などの屋根でよくあるのですが、下の方が「寄せ棟造り」でその上に「切り妻屋根」が乗っているというもの。説明を読んで初めて構造が理解できました。本当は下の寄せ棟造りの四角に反りがあると良いのですが、今回はそこは割愛しました。

こちらが前回の


 そういえば昔あったな、このグリーンスタンプ。子供の頃の記憶の隅にあったのですっかり忘れていた。

 買い物をしたらレジで貰えて、手帳の台紙に貼っていくのです。貯まったらギフトカタログみたいなものから商品と交換できるというもの。つまり今でいうポイントカードの走りです。子供の頃の記憶ではうちにも貼り終えた台紙手帳が何冊もあったのは覚えているけれど、交換したというのは覚えていない。

 この頃のポイントでいうと他にはあの「ベルマーク」もあった。ベルマークの方は結構今でも目にすることもあり、ベルのマークも印象的で「記憶の隅に」という感じではない。

 マークといえばこのグリーンスタンプのマーク⚜。このマーク、私の認識では「イギリスあたりの壁紙のパターンに使われていそう」、とにかく「ヨーロッパ的で伝統的な何か」といった程度のもの。だけど、このマークを指す名前がわからなかったのです。この図案、槍の先に付けるものなのか?何を表しているのかもよくわからないのです。

 インターネットで検索してみると(検索するにも名前がわからないので訊き方も結構難しかった)・・・

 →このマークの名前は「フルール・ド・リス(fleur-de-lis)」と言うそうです。「ユリの花」と言う意味。本当はユリではなくアヤメを意味するらしい。確かに絵としてアヤメの方がそれらしい。

k,hgc,hvbhnnjkijuhygtfrdszxcv出典:ウィキペディア「フルール・ド・リス」

 フルール・ド・リスはとても古くからある伝統的な紋章でヨーロッパ、特にフランスでは王家の紋章として使われていたそうです。

そういうことだったのか!

ちょっと違うかもしれないけれど日本で言うと豊臣家→日本政府の紋章になっている「桐紋」のようなもの?

Japanese Crest GosannKiri 出典:ウィキペディア「桐紋」

 こういう歴史や文化的な知識は知っている分だけ楽しさが多いと思うのだけど、人生の中でどこで、どうやって、どのくらい獲得できるものかと考えてしまいます。この紋章のこともこの歳でやっと知った。ネットで調べている時にわかったのですが、オタク界隈ではわりと基礎知識的なものらしいです。ヨーロッパの冒険譚で出てくるのでその文脈らしい。