僕のラストのチェルシー は昨年8月のライブで配られた1個になりそうです。ライブは北海道の先輩(3つ前の投稿「ラジオ番組で曲探しのメッセージがあって—片桐麻美さん」の中で書いたまっちゃん)含め3人のアコースティックギターのバンドMASAYOのでした。レパートリーはガロの曲がメイン。そしてガロといえば昔チェルシーのCM曲を歌っていたので、そのつながりで客席にチェルシーがサービスされたのです。久々に食べて「あーこの味だ!」と思い出しました。

 聞いているラジオでもチェルシー終売が話題に上がっていて、話ではもう買い占めで店頭には全然ないようです。やはりあのライブでのチェルシーが最後のチェルシーとなるんでしょう😢

 しかしこのパッケージのデザインは秀逸だった。他のとは一線を画していた。


 恵方巻きの方角のことを調べていたら、知らなかったこんな事を今さら知ってびっくりした話。


 乾さんって、知り合いにもいるのですが、知っての通り「いぬいさん」と呼ぶ。「乾燥の“乾”だけど、いぬいって読むんだな」って理由もなくそう覚えていたこの字がなんと、方位を示す十二支の犬(戌)と猪(亥)の間の北西の方位「乾」から「いぬい」と言うという事を今更ながらに知ってびっくり。
 おまけは「巽」。乾の反対側の東南の方角ですが、これも十二支の龍(辰)と蛇(巳)の間に充てられた字であることから「たつみ」と読むんだそうです。これは舞踏家の土方巽(ひじかたたつみ)の名前で「たつみ」と知っていましたが、これが「辰巳」から来ていると初めて知りました。

 世の中、知らないことってまだまだあるんだなとつくづく思いました。


 午後に聴いているTBSラジオの「こねくと」という番組。
先日聴いていると、MCの石山さんが、僕のよく知っている“歌詞”を読み始めました。

きみに届け わたしの声
愚かな言葉に魂を注ぎ込み
きみに届け きみに届け わたしのうた

「あ、なんかすごく知っている」
どうやらこの歌詞の曲をずっと探していますというメッセージのようでした・・
その曲は片桐麻美さんの「わたしのうた」という曲で僕はすぐに思い出しました。

片桐麻美さんは僕が大学受験の頃から大学生時代にいろいろ思い出のある人なのです。

「ファンだった片桐麻美さんにお会いすることになるいきさつ」
少し長いので折り込みました。クリックで開いて読めます
 片桐麻美さんの存在を知ったのは多分僕が高校3年生の頃だったと思います。音楽雑誌に載っていた新人シンガーソングライターの紹介で、うちの実家のとなり旭川の出身だと書いてあった。その後僕が受験勉強をしている頃に片桐さんは深夜ラジオのオールナイトニッポンの2部でパーソナリティをすることに。当時はオールナイトニッポンのヘビーリスナーだったので片桐さんの番組もどっぷり聴いていてファンになっていました。

 そして受験を終えて僕は筑波の大学に入るのですが、入学してすぐに片桐さんのオールナイトニッポンが終了することになりショックを受けます。
 一方大学ではフォークソングサークルに入ったのですが、そこで院生として入ってきた人(まっちゃん)が旭川の人だという。そしてギターと歌がめちゃうまい。音楽をやっていて歳も片桐さんと近いし旭川だからもしかして知っているかなーと何気なく「片桐麻美さんって知ってます?」と訊いてみたら、なんと「知ってるよ。友達だし、ギターのスリーフィンガーを教えたのは俺だし…」というのです!これにはビックリ。人生で一番といっていいくらいの驚きでした。

 その後、僕はまっちゃんと3人組のバンドを組んだのですが、まっちゃんが片桐さんを筑波に招いて、そこで初めてお会いすることになります。入学して二ヶ月後くらいの5月末に片桐さんのラジオ番組が終わって「ロス」気味だったのに、いちリスナーではなく、友達の友達という形でお会いしたので、なんかふわふわした状態でした。その後も何度かまっちゃんの友達としてお会いする機会がありました。

 ちなみに上に載せている片桐さんのアルバム「深呼吸」の収録曲「最後のランナー」では伴奏のギターはまっちゃんが弾いています。

 それで、番組宛てに「この曲です」とメールを送っておいたのですが、結果報告のコーナーではメールの採用はされませんでした。確かにすんなり曲名がわかっても面白くないから採用されないのもしょうがない。
「他にも○○さんからもメールをいただきました。紹介できなくてすみませんでした」とラジオネームだけ読んでもらえました。
コーナーの最後にこの曲「わたしのうた」がかかりました。いつも聴いている番組で片桐さんの曲がかかるのは感慨深かったです。

 ↓そのラジオ番組の曲探しメッセージのシーンの動画です。メッセージのところ1:22くらいから始まります。

※注:一番上の写真のCDには「わたしのうた」は入っていないです。たまたま手元にあったCDです


 お世話になっていた経済評論家の山崎元さんが先月一日に亡くなられました。ご著書『「投資バカ」につける薬』の装丁をさせていただいたのがきっかけで、同じ北海道出身ということもあって、その後名刺デザイン(↑写真)や会社のホームページの制作などさせていただきました。


 打ち合わせで何度かお会いしましたが、一度、打ち合わせの後に飲みに連れていっていただきました。そういう風によく人を飲みに連れて行くのが多かったようです。ウイスキーが趣味の一つだった山崎さんからすると飲めない僕はちょっと物足りない相手だったと思いますが、それでもいろいろ話をしていただいたことを覚えています。

 訃報は1月5日にニュースなどでも伝えられました。ツイッターなどで亡くなったのを惜しむ投稿を見ていると、本当に人に好かれていた人なんだなというのがわかりました。ご本人が昨年書き始めたnoteで、ちょっと反響があった(反論もあった)記事があって、「幸福の決定要素は、実は一つだけだった」というタイトルでした(記事リンク)。その幸福の決定要素は「モテる」ことだという話で、「モテる」というワードを敢えて選んだことでストレートに読んでしまって反感を抱いた人もいたようですが、要は「ひとから好かれること」という意味なんだと思います。人生の幸福で何が大事かを突き詰めて考えると結局は人から好かれていることだという考察はとてもおもしろいし、確かにそうだなと僕は共感、同意しました。そして山崎さんご自身は本当にそれを体現されていたと思いました。

 山崎さんについてはまだ語りたいことがあるのですが、いろいろあってまとまらないのでこのように遅くなってしまいました。また、機会があれば書こうと思います。